2013年01月
2013年01月28日
FJ20も腰下も組みあがり補機類のセットアップに入ります。先ずはオイルパン関係、ブロックの形状から考えていきます、幸いFJ20はフルブロックなのでバッフルを作りやすい形状なので貧乏くさく切った張ったで流用します。オイル偏りでプレッシャーが下がっても全然平気なエンジンに仕上げてますが、やれる事はやるなので、オイルパンパーテ―ション&バッフル製作です。
出来る限り不要な穴を鉄板で埋めていきます。クランク側にオイルパンのオイルが上がらない様にするのが狙いです、出来れば全部埋めたいのですが、オイルのリターンも考えると開けておく事が必要なので多少、残します。この状態でストレーナーを付けるだけになり、ほぼオイルパンの空間と遮断ができなんとなくドライサンプ風味です。しかしTIGで歪みを修正しながらチクチク薄物溶接は時間ばかりが過ぎていきます。
セパレーター+ストレーナー。クランクなどはほぼ見えない状態になりました、これで無いとは思いますが、オイルの偏りでクランクがオイルを叩く事もなくなりコーナー中でオイルに力を食われる事も無くなります。また内圧の発生源の一つのピストン下降時の圧力をオイルが直接受ける事が無くなりオイル飛散の抑制にもつながり、熱い気体をオイルが直接受ける事がないのでオイル温度も低く抑える事にも繋がります。また、初期段階で内圧抜き用のパイプが加工されている場所がバッフルより上にあるので内圧の排出にも貢献します。
2013年01月18日
納得ができる状態になりました、クランクシャフトの回転も指先の感覚で360°で違和感もなく良い状態になり、ピストン&コンロッドを組み付け、回転点検もなっとくできる状態になりました、クランクシャフトの先端で工具などを使わずに回転ができる程の軽さになってとても納得ができました。ショートストロークでコンロッドの振り幅や4気筒180°クランクを考えても不利なFJ20ですがクランク先端で片手で回せる程の軽さです。この状態ならエンジン温度の安定はすこぶる良く、余分な熱源の発生箇所がないので水温や油温の一般的な温度は安定し、見えない温度の燃焼室温度も安定しラップを重ねてもOKです。この熱の安定が基本となり力の生まれる要因を熱の制限なく入れていける状態になります。