2013年11月
2013年11月29日
インテークは完成。4Gの場合は四角にみえる部分を出来る限り丸い状態に変更し、スピードが上がった事も確認しました。バルブ周りからの渦や方向も良いと思える状態になりました。
エキゾーストもバルブからのスタートで考えるとポート内は膨張しながらの2-1になってるので、ただ拡大を行うだけでなく拡大しながら山の筋道を作りマージさせるイメージで拡大しました。
エキゾースト初期段階での加工が終わり、使用のマニ&ターボまで仮組みし点検。
送風機は一定のフローしか生み出しませんが形状の変更で排気のスピードやターボ回転の為の少ない二次的エネルギーを生みEFR8374がゆっくりとですが回る程に向上しました。この状態で回るのですから、ターボ回転の一次的エネルギーをエンジンが始動し生み出されればEFR8374は確実にフローを生みよく言われるターボが回るとか回らないなどの表現にはそぐわないパフォーマンスを発揮すると考えられます。
2013年11月25日
昨日の内容から。気体の動きを作ると考えればもうこの段階でウチはセッティングに入っています。コンピュータを触るのがセッティングなのか?自分達が考えると調整にすぎないと思います。ただ完成した機械がこちらの要求に応えるかどうかを見極めるべく調整するだけと考え。要求に応えない場合には機械が悪いと判断し調整を中止する事も多くあります。そこで必要以上にコンピューターをこねくり回しても出ない物は出ないのです。むしろ、壊すことに繋がるので深追いはしません。そんな機械として成立していない事が多々繰り返すともう機械が完成した時に全てが決まっていると思うので、初期段階から目指す方向や動きを決定して組み立て行くしかないのです、もし、それが大きく外れているならば再度、組み立てを行うしかありません。確かに組み立てた物を壊すのですから、それに対してすがりたい気持ちも分かりますがそこにはもう、求める物がないのですから潔く再構築します。だからこそ、簡単に再構築が出来ない部分はしつこい位がちょうど良いのです、組み立ての時に温度に対してフローに対して強さに対してを必要のない拘りはせず決定していくのです。簡単にはいかないのです、簡単に行くのはただの量産型、市販で積み木にする事も大切かもしれませんが、市販の量産型を求められて仕事をしてる訳ではないのだから。相手が相手だと手厳しいのです。。。 ( ´ ▽ ` )ノ
2013年11月24日
ポート加工。厳密に加工の意味を考える、何故行うのか?燃焼室に気体の出入りの効率を上げる、効率に対してどこにターゲットを置くか、ウチの考えはバルブ周りの渦に絞る。渦の動きを作る為の加工!人の見た目で良さそうとか、ついでにとか、段付きなどは関係がない、自己満足で行い、悪くなる事を考えない加工は最悪だ。今までの経験でとかで2バルブの考えで4バルブを考えたり、そのまた逆で考えたりでは良い方向には向かわない。その物に何が有効かは常に変化してると思う、ターボ、NA、ランナーの長さや形状だったりと、パターンは無いし過去のデータに頼る???量産型作ってる訳ではないのでその時その時に外さない事をしなければいけないと思う、よく聞く逃げ口上でこんなもんだから!は、自分たちには厳しい言葉、使わないよう常に考察し進化しなければと思う。
1.2.3.4.ミリリフトと確認し、バルタイを考えるとオーバーラップ。ビックバルブの弊害が確認が出来た。燃焼室のキワで行かせたい方向に流れないのでスキッシュを損なわず燃焼室を削り確認し良い状態と思えるまで繰り返す。ここで狙いたいのはピストントップの冷却。エキゾーストへのフローアップを目指しトップの冷却を促進させたい、デトネーション対策の意味も含む。
オーバーホール時によく確認するなどありがちな話ですが、バルブをよく確認してもわかりません。バルブの動きは常に回転してるのでカーボンの着き方に騙されないよう現段階での流れの観察が重要に。現段階での付着物で確認すると四方で使えているのが確認できる。まだ初期段階、形を作るのではなくて気体の動きを作ってると思っています、本来ならフローベンチやシュミレーターで確認しながらが本質に近いと思いますが、そんな高価な物は当然ないので、ないからと言って適当も意味ないもの、出来る限り再現し狙いたい動きを決定し、加工し確認し繰り返す事で狙いたい動きを作っていきます。