2014年06月
2014年06月23日
SR20エンジンオーバーホール!人気はまだ色んな意味でありますね、が、しかし良い状態物はありません。車両はなんとかなるようですが、エンジンは何ともならない状態が多いようで中古エンジンは確かにお手頃かもしれませが、載せたらアレ?ダメね!これは当たり引くまで中古買いするか!って色んな意味でムダだと思います。だから、オーバーホールだと!もうそんな時代じゃないと認識が深くなると良いですね。
今回は、異音からのオーバーホールです、中古で距離が少ない状態のエンジンを載せたらアレ?異音がのパターンです、ですが本人達は異音がエンジンと信じたく無く分からない状態で、この音なんだろうで見てあげたのがキッカケです。アッサリダメね!の判断でオーバーホールに、開けたら案の定のロッドメタルでした。距離少なくてもメタルは年数でヤられる物と言う事はあまり浸透してないのが分かります。
とりあえず洗って組んでみます。これで最低ラインならOKですが、敵はアルミブロックの鉄キャップ、年数や条件もあり、もう測定で分かる範囲の事では難しい歪みや、芯ずれ、丸歪みが起きています。マイクロとボアゲージで精密に温度もしっかり管理して測定して、点!計測!にしかならず、計測した事に満足しては計測がメインになってしまい本当の意味を見失うと思います。なので実際に拘ります。仮想の引き算ではなく実際の動きです。
とりあえず組みましたがダメです。最低ラインに届きません!測定してもダメな時はダメです!ここからが実際に拘り最低ラインに持って行く事柄の始まりです。とりあえず回らない箇所を覚えて02の曲がりを追い込みますそして01以内に修正し、一度組んだメタルからどこが悪いかを探し出しクランクで対応出来るのか?それともメタルで対応出来るのか?判断し現物に合わせて実際を作っていきます。
ワザとメタル削ったりして方向性を見つけ出したりして最低ライン確保出来る状態を見つけます。方向が決まれば本番メタルをダミーからの寸法で決めます。本当ならメタルはワンサイズで決められなければいけませんが。ジャーナルやボアの上がったり下がったりを考慮して最大の上がりや縮みを実際から受け取り当たらない状態を作ります。
拘りとは出来る限り少ない力で、ウェイトが働き慣性で回るか?指先で工具を使わずに如何にユックリと引っかからず回転出来るかが最低ラインと考えます。組んだ段階からフローティングを作ります。プレッシャーがあってのフローティングで無く本当の意味でのオイルフローティングです。ここまで来れば耐久性や温度も有利になり、クランクで失われていた損失も取り戻せるので燃料や力も有利になります。当たりハズレでなくキッチリとした物を選ぶ!もうそんな時代だと思います。宜しければお問い合わせください!どこぞのリビルトエンジン考えているなら!!