2010年06月11日

180sx SR20DET エンジンオーバーホール

SR20DETエンジンオーバーホールですエンジンを降ろす前に基本的に
コンプレッションや負圧、プラグの状態を確認しておきます。これはO/H後に同じ様にする為と分解した時にこの段階の状況との整合性を取りたいからです。カムなど入ったエンジンは負圧の状態でバルタイやバルブクリアランス、SRはロッカーアームなのでレバー比を検討する材料にもなります。   

         180                                    
          
           エンジンが降ろされます
         1802

補機類を外しショートエンジンになりここから本体をバラシテいきます。

          1803

ヘッドを降ろし燃焼室を確認するとスキッシュがありません(以前に削られた様です)その部分にたっぷりとカーボンが付着カーボンを取り除くとブツブツと小さい穴があります、このブツブツはデトネーショーンの跡でこの様な状態ですと良く見かけられます、カーボンが溜まる=熱を持つ=デトの原因に

         1805                          

ピストントップも同じくスキッシュのない部分でカーボンがバッチリ付着全体的にも付着しています、キレイな燃焼が行われていない状態です。
組み付け後は燃焼している所とそうでないところがはっきりするピストントップになります。余談ですがすごい燃焼状態のピストンがありますので近いうちにUPします。
          1806 
コンロッドメタルは傷がさほどなく、全体的にあたっている感じですが分解するとメタル張力はない状態ですこれだと油圧の掛かりも悪く、重い感じのエンジンになります。また温度変化に弱いエンジンにもなります。 
         IMG_3099
分解での分かりやすいポイントでの説明ですがその他ポイントは多数ありますO/H前の状態をしっかりと把握しドライバーの今までのフィーリングや測定から判断して組み付けにあたって最良な方向で組み付けています。
 





sandaautocreate at 20:13コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
エンジン | 日産

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
S&Aアーカイブ
作業別アーカイブ
車種別アーカイブ