2011年02月12日

S14 SR20DET TOMEI M7960 タービン2

TOMEIタービンの続きです。交換が終わり、セッッティングです。街乗りは、ほぼノーマルと変わらず良い状態です、負圧0から0.2~0.3位はちょいトルクが上がり、これはと期待できそうな予感です。ブーストを0.3、0.5、と上げていき燃料の入り方がなんとなく分かった段階で0.5以上のマップを暫定で作り、ブーストを掛けてみました。ここで事件です、ブースト天井知らずで上がる一方です。アクチュエーターの調整や、ブーストコントローラーの配管や設定を見直しても異常はありません???
こういう場合は良く言われているスイングバルブポートの内径拡大ですが。あまり意味がないと思っていますので、行いません。むしろ拡大する事によって排圧が一気に抜けトルクダウンが発生するので。
    IMG_0561IMG_0562
左、純正タービン。左TOMEI。ダイヤルゲージを使い圧力に対してのストロークを点検していきます。純正は単体だと0.1K位でストロークするのでタービンに取り付けた状態でテストします。純正は開き始め0.1mmとすると0.4Kで作動します。TOMEIは0.7Kで作動です。その状態から0.1Kずつ上げていくと純正は確実に1mmストロークをしていくので0.7k時はストロークが3mm強あるわけですこれが1Kになれば6mmストロークでスイングバルブ自体の開弁は問題なしです。排圧逃げるな~と思うほどです。一方、TOMEI製は0.7Kで0.1mmストローク。0.8Kで0.15mmストローク。0.9Kで0.25mmストローク1Kでやっと1mmストローク。
1.2Kで3mmストローク。これ以上は想定のブーストではないのでテスト終了です。
            IMG_0563
アクチュエーター分解すると。バルブスプリングみたいなスプリングが入っていました。スプリングと圧力の関係がおかしいかなと思います。また、少ないストローク状態で排圧が逃げれば良いのですが、上開きのスイングバルブなのでバルブに当たる排気がハウジング上方に流れ乱流を生むのではないかと考えると、排圧はなおさら逃げないと思います。その他アクチュエータータイプのタービンはやはり下開きになっています。
           IMG_0565
問題点が分かったので対策です。ノーマルアクチュエーターを使用して対策です。プレートが合ったのでボルトオンです。結果はブーストがそれでも1.2kで安定、本当はもう少し低く使いたいのですが。踏めないよりは、ましなので良しとします。燃料も550ccインジェクターで足りない状態で、期待していた感じになりました。400PSでると言われているタービンも以外に550を使いきりいならないので風量は納得です。今時のブーストコントローラーは性能が非常によいので、アクチュエーターで無理に上げ様とせずに使用ブーストで発生する排圧に負けない程度の硬さで良いと思います、スプリングをゆるく使いコントローラーで締めてウエストゲートみたいに一気に抜く方がブーストの立ちも良く、安定した制御ができると思います。


sandaautocreate at 19:59コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
エンジン | 日産

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
S&Aアーカイブ
作業別アーカイブ
車種別アーカイブ