2012年04月12日

NISSAN リヤマルチリンク

ビジュアル的にも性能的にも良いとされる車高の低さ、ビジュアル的にはそれだけで良いのですが、性能的には向上の方向に向かう範囲は狭いです。ある程度なら重心が下がるので向上は見込めますが、それ以上だと、負の始まりでしかないと考えます。だからサスペンションはどこまで行ってもノーマルがベストです。

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車高の低さ+性能をどこまで追い込めるかが今回のお題目になります。まず、狙っていきたいのがサスアーム角度を出来る範囲で適正に近づけます。写真に指が入る隙間を無くす事から始まります。
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サスメンバーを降ろした状態のメンバーブッシュ部分です、リジットカラーが現時点では使われていますが、リジットカラーはブッシュが多分、動かないかもね位の物と考えます、ここが動けばメンバー自体がストロークしたり、サス剛性が向上するとも思えないので好みません、作業的に簡単なので雰囲気が欲しい場合はありですが
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フロント側で25mmリヤ側で30mmの高さが確認できます、ここを溶接タイプのカラーに変更します、その事で20mm+αは稼げます。
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ブッシュ圧入外側に割を入れてしまいます。まじめに抜いていたら大変なので、割いれて簡単に抜き、カラー溶接時に割も溶接
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ブッシュ圧入部の上下に溶接カラーをはさみ溶接します。アルミの削りで圧入タイプもありますが、ハイトの変更ができない、スチール部分にアルミを圧入され、サスアームの入力をここが受け止めるのに異種金属の圧入だけではアルミが負けるので結果ガタが出たりで意味ない物に、コチラも作業を頑張れば誰でも出来る的な部品だったり、なので溶接タイプを使用し作業的な難易度が上がったとしても性能重視にしていきます。
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仮組して位置を確認したら、点付けします。
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点付け、仮組が終われば本溶接していきます。
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メンバーを装着状態です、当初の状態よりもメンバー自体が上方に上がります、なぜメンバーを上げるか分からずに、はやりとか噂だけでメンバーを上げている訳ではありません。ボディーの加工が出来ない車両なので出来る事を制約の中で目一杯やるためです、ですから低さ+性能向上はここから始まると思っています。この位で終わってたらS&Aじゃないですよね?

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ダンパーロアを取り付けていない状態です、アーム角度はほぼ水平です、この状態は良い状態です。水平がなぜ良いかですが、弧を考えて支店、作用点、力点、アーム長変化を考えれば自ずと分かります、ですから、最低でも水平を守りたいのでメンバーを上げます。
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下からの、画像ですトーロッドがだいぶ後方に反る様な状態です、セット位置がフロント過ぎる位置関係だと見れますが、あまり位置関係の前後はトーロッド的には悪い状態にはなりません。

 

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余談ですが、Z34ホイールですが、純正ナットが使用前提ですが、純正ナットがカッコ悪いとの事でチタンで純正風ロックナットを作ったそうです。

 


 

 

 







sandaautocreate at 22:03コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
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