エグゾースト

2019年02月06日

IMG_0120
既存のキットの06用です、6-3-2-1の作りでターボフランジには横から集合するタイプはコンパクトにでき、剛性の無いパイプなら擦り合わせて作れるので主流の方法です。これはもう日本古来よりの伝統の作りとも言えます。しかしそれも問題点は多く抱え、その他の選択も無く、自身で納得出来る物を作るのは非常に困難で、諦めやこういう物だと思う事や鋳物マニに逃げ、ロストワックスは割れない伝説も一時でましたが、高速コースで30分でヒートクラックのオンパレード。そんなマイナスの妥協点が一方的でした。ですが、高剛性で高効率の物は存在します。なので目指してみたのがベルヌーイシリーズです。材質は耐熱鋼と呼ばれる中でも安価なSUS304シリーズでスチームパイプと呼ばれるものを使い。高価な材料はありますが価格にグッと跳ね返るので回避しました。高効率を狙いたいので6-1に12°で集合する作りです。
72DF8247-ACDE-44CA-BFD2-67F63F6663D1
集合部内部です。ツノタイプとも呼ばれます。
IMG_0109
IMG_0112
集合部を溶接する前のピースです。高剛性のパイプを精密にカットし6個合わせて溶接します。先ずこの材料で擦り合わせて作るのは必然でサンディングマンになってしまいそうと思うくらい硬いです、そんな材料を精密カットするのも神経をすり減らします。
IMG_0202
集合の別バージョンの6-1ですが完成形です。

IMG_0183

kIMG_0181

IMG_0187
上記の事を踏まえて完成したJZX100 TD06-25G。リプレイスのベルヌーイEXマニです。既存の物でクラックがとか、2Jなら下からとか、マフラー外して何しても音変わらないとか、そんな事も全て解決です。クラックは高強度のスチームパイプを使用し、TIG溶接も酸化させずに小径パイプとしては高電流の100Aで溶接してます。低回転からも合流角度に拘った12°合流で効率上げ、ベルヌーイ効果もバッチリです。音の方も集合部は好評を頂いているボルトオンとほぼ同等の作りです。様々なタイプのリメイクが出来きますのでお問い合わせください。





sandaautocreate at 21:10  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2018年10月21日

1A750B9D-005F-4D58-B962-C89E02B915F9
S15のノーマルタービン。長年使っての軸ガタからの異音、ブーストも上がらずの症状です。
C1291149-9824-49C4-B156-BDD98521814A
GT2860 SILVIAスタイルに変更。俗に言う2530同等です。ノーマルプラスプラスの出力でOKなのでこのサイズに決定しました。勾配があり道幅も狭くロングのコースが主戦、ベルヌーイEXマニとノーマルで使い良かったとの事で出来る限りそれに近くワンランクアップも考慮しました。
38629DB5-AF5B-4B73-884F-FE8141E8F3EA
EXハウジングはほぼ同じ。上がノーマル、下が2860。2860はハウジングいっぱいに近いサイズのタービンホイール、大きいと先程のノーマルに近づけるのが不利と思います、ですが排気の流れでは上を行くと考えます。
EAA94996-1FA2-4B93-A95D-7E8211717340
ベルヌーイEXマニも色味が良い感じです。集合部以外で青みがかった状態で集合部には強い焼け色が無いのが良く思います。集合部の焼けが少ないのは合流角の良さの表れで、青みは高温を表して、高温のガスが確実にターボへ導いている表れです。
B01FE156-09D3-4924-9900-6430D01B515E

集合部内部。黒いカーボンの付着も無くややきつね色ぽい内部。過燃料だともっと黒になっています。そうなると内部で滞留する熱様な物が生まれ好ましくありません。やはりEX関係の内部はうっすら煤けている位が丁度いいです。
88ea4b46ae
IMG_0624
うっすら煤けも行き過ぎるとEXバルブはさつま色、ピストントップもカーボン率が低い状態。燃料入れてマージンって思考はこれになりません。それこそバルブが分解時にウェットで調子良い事は無く、常にドライ​で煤けてデト跡が無いのが理想的ですね。



sandaautocreate at 17:22  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2018年08月01日

IMG_1130

SRーTD06 以外に需要があります。今年は数個作りました。既存の06でお困りの方が多いようです。という事でベルヌーイも候補に上がるようです。

IMG_1136
4G63 これも合流角にこだわって作っています。2次空気?のアダプターは付きませんが。競技系の方面からは2次付くなら使いたいなどありますので、つけられる様にもう一度レイアウトを検討しないとも思っています。



sandaautocreate at 19:36  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2018年07月24日

IMG_1035
楕円タイプで一体式のワンピース物、フロントパイプです。必ず2年に一回位は修理してもう数回修理しています。それだけオーナーはお気に入りの品です。曰く、したから軽い吹け上がりで上で詰まる感じも無くブーストの立ち上がりも良いと言って離しません。
IMG_1036
フランジの溶接部キワが割れています。写真ないですが欠損の部分もあり修理は簡単でない事が分かります。
IMG_1039
フランジが反らない様に治具のタービンに取り付けて溶接していきます。O2センサのバグズにフタをします。
FullSizeRender

そこからホースを指してバックシールドします。当然ターボや後方のフランジ部も蓋をしてあります。
IMG_1173
使っているレギュレータはツインタイプでアルゴンガスの流量調整はもちろんですがプレッシャーも調整出来るものでバックシールドの圧力も調整出来るタイプです。
IMG_1174
様々のノズルを使い分けるためにガス関係の調整は必須でこのレギュレータになっています。
IMG_0976
ガス流量とガス圧と様々なノズルを使い分けるとタングステンを70mm出すことが可能になり上のコレクターの真ん中の様に遠くてもツヤのあるゴールドになります。通常なら絶対に酸化する部分も大丈夫です。
IMG_1041
準備が整い溶接します。既存のビートと割れている部分をラップする様な幅で溶接、欠損部分は一度埋めて、同じ幅で溶接しました。素材も使い古しなので艶も微妙ですが、使えないレベルで無いのでOKとします
IMG_1043
内側も研磨して修理は完成です。しかし必ず修理があるのはなぜかと考えるとやはりワンピース構造がネックと思います。結局、レバーが長い状態になり揺れの力が大きくなって自分で自分を壊すパターンかなと、通常の物ならアウトレット部とフロントパイプ部で別れ3本のボルト&ナットで止まりそこが吸収している状態だと考えられます。なのでこの場合はそれは無理なのでジャバラを入れるのが得策かとも考えます。
また、楕円の効果もオーナー曰くは納得のコメントで、確かにECUの調整が通常のSRよりも確実に良い方向に向かいます。フル負荷で10代の点火時期が一般的SRですが、これは軽くそれを超えて行きます。そんな状態なので音も軽やかで拭けも良い状態。次の修理は難しい物になってしまったフロントパイプは欠点を見直して新規で作って行く方向になりそうです。SRの方にオススメ出来るフロントパイプをボチボチと作って行ければと思っています。





sandaautocreate at 14:24  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2018年07月06日

期間限定のセールを行います。期間は本日より9月中旬までです。期間中のオーダー分になります。対象リストは以下になっています。また、在庫分もレアな在庫もありますので是非この機会にご検討ください。
IMG_0951 IMG_0952 IMG_0953 

SR20DET ベルヌイーイタイプEXマニ¥130000→¥120000


IMG_0748 IMG_0749 FullSizeRender

SR20ベルヌイーイタイプEXマニ トップマウント
¥155000→¥¥145000
トップマウントはフロントパイプの販売もあります。

IMG_0994 IMG_0993 IMG_0992

IMG_0995 IMG_0996
SR20ベルヌイーイタイプEXマニ TD06リプレイス
伝統のTD06用です。他には見れない鋭角集合です。
¥155000→¥125000
在庫分ありです、これのみの価格です。
フロントパイプの製作も可能です。

D278BBB8-CAC9-41D0-8A88-57A1D0404DA4 B47ECB80-903F-41F8-819C-121CC8791DEB 32FD31E6-D4D4-4780-9AA2-D7120239A167 2DDE7674-D709-4E35-AF33-5F928FA8AB25

SR20ベルヌイーイタイプEXマニ 横置きエンジン用
FF、AWD用です。
¥155000→¥145000

IMG_0254 IMG_0253 IMG_0257

ランサーEVO用 これも鋭角合流タイプ12°
こちらも在庫ありで¥155000→¥125000です。
在庫のみの価格になります。

FAF321A3-FF8D-4E9A-8728-037889974E2D
左2JZ 右RB26  フロントトップマウントです。タービンサイズにてオーダー受け付けます。¥198000→¥179000です。
               IMG_1029
IMG_1023
IMG_1024

その他、本当の逸品物も承っています。是非、この機会にご利用ください。


















sandaautocreate at 18:00  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2018年06月21日

IMG_0319


IMG_0318
サクションパイプは装着されました。元々バッテリーがあった場所に100Φエアクリナーを、スペースも広くなったのでエアクリナーも大きくできます。エアクリナーは大きな方が有利になります。クリナー面積は広げた時に分かります。当然、折り返しのある物の方が面積は大きく、そうでない物は小さいです。その面積が空気の通れる部分になるので、とても効率良いからといっても面積にはかないません。スペースも広がり自由度もあがるとどうしてもストレート的にパイプを使いたくなりますが、吸気のスピードを考えると曲げは必要であえての曲げを入れたりして製作を行いました。

IMG_0322

サクションもひと段落で次はブローオフです。当然のターボスマートです。当社はこれの一択です。国内で入手しやすく、性能を考えるともう別格のブランドです。そんなブローオフを投入しようとレイアウトを考えます。純正でも装着されていますがそれでは欲しい性能ではないので使用いたしません。リターンポートも考慮して考えるとターボアウトのパイプにも手を出す状態しか考えが及びません。
IMG_0321
なんとなくレイアウトです。ここらかなと、結局はここらになりそうです。やはりターボアウトも手を出す事になります。
IMG_0336

このパイプにブローオフを使うのですが、ブローオフとの事と以前に使っていたEXマニ用に合わせて加工というか作ったようで、これからのブローオフにはそぐわないので、またパイプ作りです。

IMG_0356
60Φなので曲げが使えます。もっとタイトですとロブですが曲げRが入れば曲げを使います。これもセミポリッシュからの溶接で溶接後はノンポリッシュです。この状態でもスムーズ感はたっぷりです。

IMG_0357
ターボアウトがほぼ完成。ターボアウトのフランジも削りだし、フランジから60Φベントにつなぐテーパーコーンを作り全体的に緩やかな作りに、ここら辺はもうパイプに関わる時間は非常に長いのでなんとなくでも決まってしまいます。慣れてると慣れてないでは苦労感の違いだったりもします。
IMG_0358
サクションパイプとの絡みも考慮してブローオフのパイプも溶接しました。単体だと長い様に思えますが実際はギリギリな状態でブローオフは収まります。
IMG_0363
ターボアウトがないのでEXマニがくっきりです。これの為に色々と手が入って行きます。
IMG_0368
ブローオフなども装着されています。分かりづらいですが。ほんの少しシェイプされてスッキリで良いです。エアフロのハーネスも延長してワイヤーケアにはブレードスリーブを使いました。決してコルゲートチューブでは頑張りません。まだまだ変更の余地はありますがストック風で効率上げるでは機械的にはこんな感じになりました。



sandaautocreate at 20:55  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
IMG_0797
IMG_0799
IMG_0800
IMG_0801

SR20 EXマニ ベルヌーイタイプ 。ベルの素と言っても過言でないコレクターです。4-1集合を15&12度のハイブリッドカットで長さを稼いでいます。TIG溶接もバックシールドやパージブロックを使います。入熱も極力抑えて素材変化を防いでいます。音も良いなどでジンワリと広がりを見せています。音が良いと言う事は必要なパフォーマンスを持った逸品と思います。そんな当社の理屈も近々に。その他各種ありますのでお問い合わせ下さい。



sandaautocreate at 08:12  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2018年02月08日

6-1ターボコレクター。ツノ付きです、カットの段階でほぼツノは完成状態でターボINフランジの内径より少し小さい寸法になる様にカットします。これができないと不格好でフランジから飛び出てしまい、無理矢理溶接してしまうとフランジで段付きが出来て性能を損ないます。四角タイプはどうしても段が出来ますが合流角の延長線ならOKです。溶接も全体的にマットなゴールドで少し熱量が多い感じですが、酸化してもこもこよりは格段に良い状態です。ツノ付きは難易度は高いですがしっかりと作れば効果はバツグンです。
2017-12-23-14-58-27
2017-12-23-14-57-48
2017-12-23-10-24-45
スペースや合流角をできるだけ狭角に6気筒なら6等分、4気筒なら4等分にフランジ部分の有効面積を使う事で乱流が発生しない状態でターボへ導くように製作しています。なお且つベルヌーイ効果で排気が休止している管の圧力を下げるので次の順番の排気工程ではより排気が出やすい状態にもなります。


sandaautocreate at 21:22  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2018年01月10日

2018-01-10-15-12-37
SR20ベルヌーイタイプEXマニフォールドです。材質はSUS304のT=3mmです。画像はFWDようになります。SR20ストックでは横置きエンジンタイプもありSR20搭載のパルサーやブルーバードもOKです。

2018-01-08-07-37-04
コレクターはT25サイズになる様にパイプ端面を1/4カットで角度は12°&15°になっています。合流角は鋭角になればなるほど引合う効果(ベルヌーイ)があがります。上がる事によってその他の気筒を掻き出す効果(スカベンジ)が働きシリンダーの充填が上がらずとも上がった効果が得られます。実体験ではトルクの向上、タービン回転数の向上です。音質も賛否ありますが絞れた高い音になります。

IMG_2817
様々なEXマニをここ数年で製作してきました。数年前はエンジンのみで勝負って感じでしたが結局、こちらが考えるエンジンを作ると決まって足を引っ張るのはエキゾースでした。なので納得できるパフォーマンスが欲しい所からのEXマニ作りになりました。その始めの数作品で幸運にも評価を頂き数々のEXマニを数年で作ることとなりEXマニ屋って感じになりましたがパフォーマンスのご相談や当然EXマニのご相談もOKです。


sandaautocreate at 21:52  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

2016年11月08日

IMG_5544
EFR用フロントパイプです。ノーマルのフロントパイプと連結できるのでフロントパイプと言うよりアウトレットと言った方が分かりやすいかも知れません。
IMG_5543
EFR用なのでターボアウトがVバンドタイプになります。ターボアウトから急激な角度を使わず緩い曲げで構成しているので2次排圧の低減やターボレスポンスの向上を念頭に置いて制作しています。どうしても通常の物ですとコストや制作のしやすさで犠牲にされるレイアウトを効率前提に 制作しています。犠牲にされた物が後々まで後遺症の様に引きずる事は知っているので最優先事項は効率です。
IMG_5545
 材質はSUS304。サイズは75mmです。トップマウントマニフォールドで使用できるのでGT系などのターボでも制作は可能です。価格は¥45000税別になります。太いサイズのベントパイプの価格やVバンドの価格を考え制作コストを考えれば先ず先ずです。レイアウト考えたり、溶接もなし。ネジだけでOKです。

sandaautocreate at 17:45コメント(2)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
S&Aアーカイブ
作業別アーカイブ
車種別アーカイブ