ありえない点火時期

2018年07月24日

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楕円タイプで一体式のワンピース物、フロントパイプです。必ず2年に一回位は修理してもう数回修理しています。それだけオーナーはお気に入りの品です。曰く、したから軽い吹け上がりで上で詰まる感じも無くブーストの立ち上がりも良いと言って離しません。
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フランジの溶接部キワが割れています。写真ないですが欠損の部分もあり修理は簡単でない事が分かります。
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フランジが反らない様に治具のタービンに取り付けて溶接していきます。O2センサのバグズにフタをします。
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そこからホースを指してバックシールドします。当然ターボや後方のフランジ部も蓋をしてあります。
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使っているレギュレータはツインタイプでアルゴンガスの流量調整はもちろんですがプレッシャーも調整出来るものでバックシールドの圧力も調整出来るタイプです。
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様々のノズルを使い分けるためにガス関係の調整は必須でこのレギュレータになっています。
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ガス流量とガス圧と様々なノズルを使い分けるとタングステンを70mm出すことが可能になり上のコレクターの真ん中の様に遠くてもツヤのあるゴールドになります。通常なら絶対に酸化する部分も大丈夫です。
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準備が整い溶接します。既存のビートと割れている部分をラップする様な幅で溶接、欠損部分は一度埋めて、同じ幅で溶接しました。素材も使い古しなので艶も微妙ですが、使えないレベルで無いのでOKとします
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内側も研磨して修理は完成です。しかし必ず修理があるのはなぜかと考えるとやはりワンピース構造がネックと思います。結局、レバーが長い状態になり揺れの力が大きくなって自分で自分を壊すパターンかなと、通常の物ならアウトレット部とフロントパイプ部で別れ3本のボルト&ナットで止まりそこが吸収している状態だと考えられます。なのでこの場合はそれは無理なのでジャバラを入れるのが得策かとも考えます。
また、楕円の効果もオーナー曰くは納得のコメントで、確かにECUの調整が通常のSRよりも確実に良い方向に向かいます。フル負荷で10代の点火時期が一般的SRですが、これは軽くそれを超えて行きます。そんな状態なので音も軽やかで拭けも良い状態。次の修理は難しい物になってしまったフロントパイプは欠点を見直して新規で作って行く方向になりそうです。SRの方にオススメ出来るフロントパイプをボチボチと作って行ければと思っています。





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