ただ"速さ"だけでなく
技術にクオリティを追求すれば
クルマは、もっと魅力的になる……
BNR32
2018年06月24日
BNR32 RB26 ブロックからヘッド
クランク組んでコンロッド&ピストンを入れて行きます。コンロッドメタルも組んだ瞬間からフロティングする様に組み付けます。経験からで1/1000や1/100が多少バラついていてもキッチリ組めば軽く回ります。それよりもクランクの芯が出る様に組み回らない時は組みが悪い状態です。大雑把に組んで軽く回らないのは物の問題で無く組みの問題と考えています。
ヘッドを組み付けます。バルブをフェース研磨してシートはカットです。擦り合わせをしてシール性を高めて行きます。バルブ周りは誰が組んでも変わらないので神経質にはならず組んで行きます。
バブルが組めたら次はバルブクリアランスを測定して調整します。シートカットしてるのでバルブが上がっている状態でシムは薄くなる方向になります。実測から狙うクリアランスの引き算でシム選択します。直動なのでクリアランスだけでほぼ完了出来ますようSRなどの支点が可変する物はここからが重要な所の入り口になって行きます。
ヘッドガスケットを載せてヘッドを載せてショートエンジンになります。
ヘッドを載せて補機類を組むとエンジンはほぼ完成です。
ノーマルカムですが、バルタイを調整します。ノーマルバルタイは色々と変更の余地があると考えています。以前も変更したエンジンはNAの様なフィーリング回るのを経験済みです。生まれた時からフローティングのエンジンと吸いやすいタイミングにしたIN側、シリンダー内温度の低下を促すEX側のバルタイで、乾いた歯切れの良い排気音でエンジン自身が回りたがるスムーズなエンジンになります。
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