R35

2018年06月16日

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ノーマルサクションパイプ です。分かりずらいですがバッテリーの横から後ろ通って下に行きターボへ繋がります。口径は70mm前後です。細くて長い取り回しに対してを考えると吸入空気の動き出しが幾ら早くても上に行った時には吸えないならばそれは愚の骨頂。それでブーストが上がったと喜ばれても。実際はフロースピードなので、フロースピードを上げれば動き出しも早くなります。そのような細く長く曲がりがネックにしてしまったベルヌーイタイプEXマニを基点に弊害点を解消していきます。


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アルミ板から削りだしたサクションパイプフランジ。T=12です。
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オーダーが100Φが良いかなとの事でベントが使えませんので、ロブスターで決めていきます。

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ロブスターをアルミ溶接していきます。溶接部分に艶がでる様に入熱に気を付けて行っていきます。温度が合わないと外観がすこぶる悪くなります。ロッドの送りスピードも同じです。幅が均一を狙うと入熱とスピードが常に変化するのでアルミは難易度高めです。溶接前にセミポリッシュ状態にしています。溶接後にポリッシュはいくらでもごまかせるのでここが重要です。

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下のテーパーは60~100になる様にテーパーコーンを緩い角度で製作しました。急激よりも緩い方がスペースあるなら剥離しなく有利と考えます。

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削りだしたフランジを溶接しました。この段階でそれっぽい感じになっています。
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オール100のセクションです。外形がデカいので溶接時間も長くしびれます。平でなく見ての通りの丸なので腕の使い方がかなりトリッキーになります。そんな状態ですがポジショナーには頼る事が出来ません。

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二つを組み合わせるとこの感じに。


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使用していたエアフロがR35なのでエアフロアダプターを100に溶接します。当社はNISを使い既存のエアフロデータに頼る事を一切しないのでこの様な作りができます。既存データに頼ると必ずナンパイじゃないとエンジンかからない!とかなりますがそんな事は決してございません。
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ブローバイの戻りを作ってたらほぼ完成しました。ロブでもよい感じになりました。この作りならベルヌーイタイプEXマニを使いターボ回転数が稼げた状態でもサクションパイプ内のバキュームは200mm/Hg以上にならないと思います。それ以上だと真空に近づき量が稼げない様になってしまいますが、真空に近づかず、スピードが上がる作りになったと思います。装着は次回に。



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